2011年4月2日

乳児の粉ミルクとミネラルウォーター


福島原発事故で水道水に放射線物質混入したことを発端に、ミネラルウォーターで乳児の粉ミルクを作るという話が増えているが、ミネラルウォーターなら何でもよいというわけではなさそう。


ミネラル成分が多い【硬水】は赤ちゃんの腎臓に負担がかかるため、ミネラル分の少ない硬度120以下の、できれば60以下の【軟水】のミネラルウォーターで粉ミルクを溶かすべきだとのこと。


日本で売ってる国内産のミネラルウォーターは基本的にほとんどが軟水だけど・・・


軟水ミネラルウォーターの一覧>>

以下キーワード『赤ちゃん 粉ミルク』での関連ニュース記事

「赤ちゃんに硬水は負担」学会が見解「水道水使用を」 -asahi.com

        ttp://www.asahi.com/national/update/0401/TKY201104010449.html
日本小児科学会など3学会は共同で「硬水は多くのミネラルが含まれ、乳児に過剰な負担を与える可能性がある」として、硬水を使うより水道水の方が安全との見解を出している。
市販のミネラル水で粉ミルクを溶く際、硬水だとミネラル分が多く十分に溶けない場合がある。血液成分の調整力が弱い赤ちゃんがミネラル分を多く取り込むと、腎臓に負担がかかる。明治乳業はカルシウム、マグネシウムなどのミネラル分が少ない水を使うよう勧め、選ぶ基準として「pH値が6~8で、1リットルあたりのマグネシウム30ミリグラム以下、ナトリウム42ミリグラム以下、カルシウム285ミリグラム以下、カリウム367ミリグラム以下」という値を示している。ミネラルの表記がない場合は硬度120以下を目安に、できれば60以下を選んでほしいという。
水道水の放射性物質が基準以下の時にくみ置く方法もある。東京都水道局は、清潔でふたのできる容器に口元いっぱいまで水を入れるよう呼びかけている。直射日光を避ければ、消毒用塩素の効果は3日程度続くという。(編集委員・大村美香)





「赤ちゃんの粉ミルクには軟水を沸騰」…森永乳業 -ReseMom

ttp://resemom.jp/article/2011/03/23/1675.html


育児用ミルクや幼児用ミルク等を発売する森永乳業は3月23日、妊娠・育児情報ホームページ「はぐくみ」に、水道水が使えない場合のミルクの調乳に関する情報を掲載した。


水道水が使えない場合は、ミネラルウォーターを煮沸し、少し冷ました上で(70度以上)調乳に利用するとよいという。またその際は、日本製のミネラルウォーターで、「ミネラル含量が少ない(硬度が低い)軟水」を勧めるという。


また、同社ではミルク調乳用の「森永やさしい赤ちゃんの水」も発売しているが、東北地方太平洋沖地震被災地への優先的な供給と、急激な需要の高まりにより、品切れになっている場合もあるという。


この情報は、東京都葛飾区の金町浄水場で3月22日9時に採取された浄水(水道水)から、食品衛生法に基づく乳児の飲用に関する暫定的な指標値の2倍を超える放射性ヨウ素(ヨウ素131)が検出され、厚生労働省等が1歳未満の乳児に与えることを控えるよう指導したことを受けて掲載したもの。一部では、ミネラルウォーターも水道水も利用できないのではないかという混乱も起きていた。
《田村 麻里子》